INDLOVUGIN

– インドラブジン –
飲むことで【象の保護】につながる

インドラブジンは、象の食するボタニカルを使用した南アフリカ製、高級クラフトジンです。インドラブとは、現地の言葉で”象”を意味します。英国人科学者夫婦が開発した、ジンとは思えないサバンナの香りと味が楽しめるジンを飲んで頂きながら、絶滅に瀕する象の実態をお伝えし、保護活動を拡大実施していきます。

ジンはボタニカルで香り付けするお酒のこと

ジンとは、ベースとなるお酒に、ジュニパーベリーのほか、様々なハーブやスパイスなどの“ボタニカル”で香り付けするお酒です。ボタニカルにどんな香り付けをするか、素材選びは多岐にわたり産地や造り手の想いを表します。ボタニカルに込められたブランドのストーリーを想像しながら味わえるのがジンの最大の魅力で、世界中で人気が高まっています。

このクラフトジンを生み出したのは、イギリスの大学で免疫学者をしていたポーラ・アンスレーさんと夫レスさん。
ご夫婦は大学での職を引退した後、研究者として野生動物の保護に携わるために南アフリカに移住することからはじまりました。

インドラブジンを考案したアンスレー夫妻

「一時的な支援ではなく、サスティナブルな野生動物の保護ができるしくみを作れないか・・・」

アンスレー夫妻が動物保護区を訪れた際、象は食したものを半分ほどしか消化せず、残りはそのままフンとともに排泄されるということ。新鮮で香り高い植物を好んで食すこと。原住民の間では象のフンは薬草として利用されていることを知ります。

クラフトジンの本場であるイギリスで好んで飲んでいたクラフトジン。クラフトジンの重要なものがボタニカルです。

アンスレー夫妻が象が食した植物の繊維がクラフトジンのボタニカルになるのでは!と思いついたことに始まります。

試行錯誤の末に、象が自然に暮らせる生息環境保ちながら、人も美味しくお酒を頂き、破壊してきた野生動物の環境を改善していけるサスティナブルな好循環を、生み出すことに成功しました!

アンスレー夫妻と繋がりのあった私たちが、日本総代理店として思いを継承し、日本の皆様に今のアフリカ象の現状をインドラブジンを通して知って頂くため、日本での販売がスタートしました。
「象の食した食物の繊維をボタニカルを香り付けしたクラフトジン」というインパクトのあるクラフトジンだからこそ、しっかりと誕生までの背景とこれからの活動の思いを皆様にお伝えをしていければと思っています。

インドラブジンはアフリカ象のフンから取り出したアガトスマやアカシアなどの植物繊維をボタニカルにしています。
動物園ではリンゴやバナナなどを食べているイメージがありますが、野生のアフリカ象は植物や草や根、種子や木の葉などを食べます。植物の中でも良質で新鮮なものを厳選して食します。

また、食したものを半分ほどしか消化せず、残りはそのままフンとともに排泄されます。

体内を通るスピードが速く、大半は植物性物質を含みバクテリアの値がとても低いのが特徴です。
美味しく新鮮な植物を好む象の採食習慣のおかげで、良質なボタニカルが手に入るのです。

その上、植物をボタニカルの原料で作るのでは、このフルーティーで豊かな香りは生まれず、象のからだを通ることで、特別な風味が生まれると言われています。

すでに世界では象やジャコウネコのフンから取り出したコーヒー豆、ブラックアイボリーやコピルアクなどが有名で、独特の風味があるコーヒーとして高級品となっています。

「飲むことが野生動物の保護」につながる前例のないクラフトジンです。

インドラブジンはアフリカ・サバンナに生息する象の糞から取り出したアカシアやアガトスマなどをボタニカルとしています。象の好物であるこれらの植物は、香りの良さはもちろん強力な抗酸化作用(ポリフェノール)を含み、胃腸炎などの内服または下剤として利用される薬草として現地ネイティブの間で珍重されてきたものばかりです。さらに象はその植物の中でも良質で新鮮なものを厳選し食すので、アフリカでは古くから象からのボタニカルは薬として使用されてきました。その上質なボタニカルを抽出してできたのがインドラブジンです。

700種に及ぶジンを扱うなど、ジンに特化した国内でも著名な BAR JUNIPER( 大阪・北新地 ) で店長を務める瀬川亮さん(オーナー:川崎 正嗣氏)。

このジンから感じられるのは、まずコンセプトにもあるアカシアやその他、花由来の優しい口当たりと口内いっぱいに広がる花の蜜のような甘い香りです。ですが、飲み続けるにつれてしっかりとジュニパーベリーの爽やかさが余韻にあらわれ、ジンが本来持つべき香り、味がある非常にバランスのとれたジンです。象のフンから採取したボタニカルのジンというパワーワードとは裏腹に、非常に繊細で女性にも飲みやすいジンですので、ジンを飲み慣れた方はもちろん、初心者の方にも楽しんでいただけると思います。

クラフトジンの世界的なムーブメントによって、産地として盛り上がりを見せるアフリカ、その中でも注目されている国が南アフリカです。 50を越える醸造所と250を越えるローカルジンブランドがあり、クラフトジン産地として注目されています。その数あるクラフトジンの中でダブルゴールドメダルを獲得しました。

2019 年クラフトジンアワードの受賞式に出席するポーラ・アンスレー夫妻

象は半分程度しか消化されずバクテリアの値が低いといっても、そのまま使用するわけでは決してありません。
ボタニカルを抽出する工程では、乾燥、次亜塩素酸消毒、徹底した洗浄作業をおこないボタニカルとして使用します。

南アフリカと日本、2カ国で衛生機関に検査を依頼し(VinLab社/神戸検疫所)、バクテリア、ウィルスなど有害細菌数が0であることが証明されています。

インドラブジンの生みの親であるレス氏がドイツのRTLテレビの取材を受け、象のフンから採取したボタニカルでクラフトジンを作り、野生動物保護に還元する重要性を説明している様子。

かつては約1,000万頭いたアフリカ象は現在約30数万頭まで激減しています。
密猟の目的は象牙です。

日本が、その密猟された象牙の、世界的にも大きな消費地になっているのです!

日本は、1980年にワシントン条約(CITES)に加盟し象牙輸入を禁止していますが、現在も国内の象牙取り引きが法の網目を縫って継続されています。
私たちが手にしている象牙のハンコや工芸品は、本当に象が傷つかずに輸入されてきたものなのか、疑問になります。またその事実を知る日本人が私たちも含め少ないのではないかと思います。 2021年7月27日、米国のワシントンポスト誌に、元大統領候補のヒラリー・クリントン氏が元国務長官ベーカー氏と共にインタビューに応え、”日本政府は東京オリンピックの開催を機に、象牙取引を禁止すべきである”とコメントしています。
また、このコロナ禍で生活に困った住民が他の動物を捕るワナを設置し、そのワナにかかってしまった象が怪我をする事例も増えており、リハビリセンターが対応に苦慮しています。